Hisenseは近年、“高機能なのに手頃な価格”という魅力を持つ4Kテレビを多数展開しています。その中でも A6Kシリーズ と E6Kシリーズ は、一見すると外観・性能ともに瓜二つ。ところが、実際には「販売チャネル」「パネル仕様」「HDMI構成」など、知っておくべき細かな差がいくつか存在します。
「ネットだけで買える方が安い?」「24インチクラスもある?」「フルHDモデルもあるの?」など、見落としやすいポイントまで深掘りしています。購入前に知っておきたい全情報をまとめました。
比較表
項目 | A6Kシリーズ | E6Kシリーズ |
---|---|---|
販売チャネル | 家電量販店・実店舗メイン | ネット通販(Amazon・公式ECなど) |
画面サイズ展開 | 43・50・55・65・75インチ | 上記と同じ |
パネル仕様 | 50インチのみVA、その他はADS | 同様(50インチVA、他ADS) |
HDMI構成(65・75型) | HDMI 2.1 ×2 + HDMI 2.0 ×2 | 同等 |
HDMI構成(43~55型) | HDMI 2.1 ×2 + HDMI 2.0 ×1 | 同等 |
映像エンジン | Hi‑VIEW Engine Lite | 同上 |
バックライト | 直下式LED | 同上 |
HDR対応 | HDR10 / HLG / Dolby Vision | 同上 |
スマート機能 | VIDAA U6 / AirPlay2 / Anyview Cast / Alexa等 | 同上 |
ゲームモード | ALLM 対応 | 同上 |
内蔵スピーカー | 14~30W(サイズにより異なる) | 同上 |
USB-HDD録画対応 | ○ | 同上 |
色展開・デザイン | ブラック・ホワイト等(店舗流通モデル) | 基本同一だが、販路ごとのアクセント差あり |
価格帯 | 店舗価格:標準的なエントリーレベル | ネット価格:若干安い場合がある |
基本は“同じテレビ”、でも…
① パネル仕様・画質
どちらのモデルも、画面サイズによってパネル仕様が異なります。
- 50インチモデルのみVAパネルを採用 → コントラストが高く、黒の引き締まりに強みあり
- それ以外(43/55/65/75)はADSパネル → 視野角が広く、リビング設置向き
どちらを買っても、画質に大きな差はなく、視聴環境に応じて選んでOKです。
② HDMI端子構成
画面サイズ別に端子構成は同じ。特に65型と75型ではHDMI 2.1×2、HDMI 2.0×2と豊富でゲーム向き。43~55型はHDMI 2.1×2、HDMI 2.0×1とバランスが良く、テレビ+動画再生用途に適しています。
③ 製品名の違いは“販売場所による型番分け”
- A6K:店舗流通向け。ソフトバンク・ヤマダ・ヨドバシといった量販店の店頭でよく見かけます
- E6K:ネット限定販売。Amazon・楽天・公式ECなど、オンラインでの安価提供が主体
つまり中身は全く同じで、パッケージ名と販売ルートだけが異なる商品です。
実際に使って分かった違い・口コミまとめ
通販価格 vs 店舗価格
- ネット販売でE6Kは価格が若干安い傾向あり(同スペック・同モデルで1~3千円違うことも)
- 一方で、店舗流通のA6Kには実機比較できる安心感があるとの声多数
リモコンやUIも同じ
両シリーズともリモコンの機能・ボタン配置は一致。初期設定や使い心地に差はありません。
Redditなど海外レビューでも一致見解
「A6KとE6KはUKでは別名同商品」「スペック完全一致」というコメントも見られ、機能差ゼロという意見が大方です。
向いているのはどっち?
使用シーン・目的 | A6Kがおすすめ | E6Kがおすすめ |
---|---|---|
実機を見てから購入したい | ◎ 店舗で製品を触れる安心感あり | ○ スマホレビュー等で良しと判断したらOK |
価格を安く抑えたい | ◯ 店舗セール待ちでお得に買えることもある | ◎ 型番統一で最安ケース多い |
4Kテレビの画質や大画面にこだわる | ◎ 全機種対応 | ◎ 全機種対応 |
HDMI 2.1端子が欲しい | ◎ 65・75型なら2つ装備 | ◎ 同等 |
店舗保証やアフターサポートを重視 | ◎ 家電量販モデルで安心 | ◯ ネット購入もメーカー保証あり |
色展開やモデル名が気になる | ◯ 実店舗で選びやすい | ◎ ネット文言で内容確認すればOK |
他Cシリーズとの比較・競合機種との位置付け
- 上位モデルU6K/U7Kなど:直下型LED+部分駆動や量子ドット搭載で画質が上位。価格差も約2~3万円。
- 他社:TCL C645KやソニーLシリーズ:総合画質ではHisense上位機に劣るがブランド安心感あり。価格はやや上。
- Hisense他廉価モデル:24~32型サイズではADSパネル採用のA40など。テレワーク卓上用途に適する。
→ A6K/E6Kは「価格と画質・Smart機能のバランスが最良なエントリーミドルモデル」と言えます。
注意点・購入前のチェック項目
- 50インチはVAパネル、他サイズはADSパネル。視野角の広さを重視なら50型以外おすすめ。
- HDMI 2.1端子の数を確認。65・75型は2つ装備。ゲームや次世代接続機器用に重要。
- 保証・サポート確認。店舗モデルは追加補償が選べることも。
- 型番はメディアや地域で微妙に違うことあり。A6K/E6Kだけでなく、Z・Hモデルとの比較も忘れずに。
まとめ
- A6KとE6Kは基本的に同じ性能のテレビ。違いは販売チャネルとパッケージ名のみ。
- E6Kは安く買えるチャンスあり。ネット価格やキャンペーン次第でお得に。
- A6Kは実機確認・即日発送を希望する人向け。店舗サポートも安心。
- 画質やサイズ、HDMI仕様などは共通。選ぶ際に迷わず決定できます。