ロボット掃除機といえば、昔から人気のルンバが定番ブランド。しかし最近では、コスパと高性能で注目されているロボロック(Roborock)も存在感を増しています。
「ルンバとロボロックって何が違うの?」「自分にはどっちが合ってる?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ロボロックとルンバを機能・価格・掃除能力・アプリの使いやすさなど様々な角度から比較し、あなたにとってベストな1台を見つけるヒントをお届けします。
ロボロック ルンバ 比較|まずは2大ブランドの特徴をおさらい
ロボロックとルンバは、それぞれ異なる企業が開発している人気のロボット掃除機ブランドです。
ルンバ(iRobot)
アメリカ発のiRobot社によるロボット掃除機ブランド。20年以上の実績があり、国内でも知名度抜群。吸引力・カーペット対応・信頼性の高さが魅力。
ロボロック(Roborock)
中国のXiaomi系企業から誕生した新鋭ブランド。掃除機だけでなく「水拭き+吸引」の2in1機能を備えるモデルが多く、コスパと多機能性が武器。
両ブランドとも、上位モデルではマッピング性能が非常に優れており、スマホアプリを使って部屋ごとの清掃指示が可能です。
機能と性能の違い|吸引力・水拭き・ゴミ自動収集など
吸引力と掃除能力
・ルンバは吸引専用モデルが多く、エッジクリーニングや段差検知に強く、ゴミのかき出し性能も優秀。
・ロボロックは吸引力に加え、モデルによっては4段階のパワー調整が可能で、ゴミのサイズや床材に合わせた運転ができる。
水拭き機能
・ロボロックの大きな特長は「水拭き対応モデル」が豊富なこと。
例:S7やS8シリーズはモップの振動機能つきで、軽い床の汚れも落とせる。
・ルンバも「コンボモデル」(例:ルンバ コンボj7+)で水拭きに対応しているが、選択肢は限られている。
ゴミ自動収集機能
・両ブランドともハイエンド機に自動ゴミ収集(ドック付き)が搭載されている。
→ルンバ:「クリーンベース」付きのj7+やs9+など
→ロボロック:「Auto-Empty Dock」搭載モデル(例:S8 Pro Ultraなど)
ルンバは“吸引に特化+高精度”な一方、ロボロックは“多機能+コスパ”を求める人に向いています。
マッピング精度・ナビゲーション性能の違い
両者とも「LiDARセンサー」や「カメラ」で空間を認識してマッピングを行いますが、動作の傾向に違いがあります。
ルンバの特徴
・視覚(カメラ)ベースでマッピングし、照明の明るさがやや影響する。
・学習型AIで汚れのたまりやすい場所を記憶して重点清掃。
・“障害物回避性能”に優れ、コードやペットの排泄物を認識して避ける(特にj7シリーズ以降)。
ロボロックの特徴
・主にLiDARベースで暗所でも安定したマッピングが可能。
・高速スキャンにより、間取りの把握や複数フロア対応に強い。
・部屋の指定掃除や進入禁止エリアの設定が細かくできるのも◎。
暗所や複数階の家ではロボロックが優位、障害物の多い部屋ではルンバが安定感を発揮します。
アプリ操作・連携の使いやすさを比較
どちらもスマホアプリによる操作が可能で、外出先からの起動やタイマー設定、エリア別掃除などができます。
ルンバ(iRobot HOMEアプリ)
・初心者にも分かりやすいUIで直感操作OK。
・ペットのスケジュールに合わせて時間指定などができる。
・Google AssistantやAlexaなどとの連携もスムーズ。
ロボロック(Roborockアプリ/Mi Homeアプリ)
・詳細なマップ編集が可能で、進入禁止ゾーン・水拭き禁止エリアも細かく設定できる。
・清掃履歴やモップの水量、吸引レベルまで個別に調整可能。
・やや設定項目が多いが、その分カスタマイズ性が高い。
操作の簡単さで選ぶならルンバ、細かく設定したいならロボロックが最適です。
価格帯・コスパの違い|費用対効果で見る選び方
ブランド | 代表モデル | 機能 | 価格帯(目安) |
---|---|---|---|
ルンバ | j7+、s9+ | 吸引+自動ゴミ収集 | 約80,000~140,000円 |
ルンバ | i3、i5 | 吸引のみ | 約40,000~60,000円 |
ロボロック | S7 MaxV Ultra、S8 Pro Ultra | 吸引+水拭き+自動収集 | 約90,000~150,000円 |
ロボロック | Q5、Q7、S6 Pure | 吸引+水拭き(手動収集) | 約30,000~70,000円 |
同価格帯なら、ロボロックの方が多機能かつ高性能な傾向があり、コスパ重視の人に選ばれています。
ロボロックが向いている人・ルンバが向いている人
ロボロックがおすすめな人
- 吸引+水拭きの両方を1台でこなしたい
- コスパを重視したい
- 複数階の部屋や暗い場所で使いたい
- 細かく設定して自分好みに運用したい
ルンバがおすすめな人
- 障害物回避性能を重視する(特にペットがいる家庭)
- 操作がシンプルでわかりやすいものがほしい
- 長年のブランド信頼と実績を重視する
- ゴミ自動収集が必須
まとめ|ロボロックとルンバの比較からわかる選び方のポイント
ロボロックとルンバは、どちらも非常に優秀なロボット掃除機ブランドですが、特化しているポイントが異なります。
- ルンバ:吸引に特化、AIで賢く掃除、初心者にも優しい操作性
- ロボロック:吸引+水拭きで多機能、高精度マッピング、コスパも良好
「吸引だけでOK」「信頼できるブランドを選びたい」ならルンバが最適。
「水拭きも欲しい」「コスパや設定の自由度を重視」ならロボロックを選ぶのが正解です。
家庭環境や予算、掃除に求めることを明確にしながら、自分にぴったりの1台を見つけてください。