自宅で本格的な焼肉を楽しみたい方に大人気の「イワタニ やきまる」。その進化版として登場した「やきまる2」は、一見すると見た目はほぼ同じに見えますが、使い勝手やお手入れのしやすさにおいて明確な進歩があります。本記事では、2モデルの違いをスペック、機能、デザイン、使用感、選び方まで多角的に比較。どちらを選ぶか迷っている方に向け、納得のいく選定ガイドをご提供します。
比較表
項目 | やきまる(CB-SLG‑1) | やきまる2(CB-SLG‑2) |
---|---|---|
価格(実売) | 6,600~6,800円程度 | 5,880〜6,300円程度 |
本体色 | ブロンズ×ブラック | シルバー×ブラック |
フッ素加工 | プレートのみ | プレート・本体上面・ボンベカバー |
加工範囲 | 1箇所 | 3箇所 |
プレート直径 | 233mm | 233mm |
火力 | 最大1.0kW | 同等 |
ガス消費量 | 約76g/h | 同等 |
連続燃焼時間 | 約217分 | 約217分 |
重量 | 約2.0kg | 約2.0kg |
外形寸法 | 幅303×奥行278×高さ149mm | 同上 |
安全装置 | 圧力/容器装着センサー | 同上 |
メンテ性 | 標準 | ◎(フッ素加工拡大で拭きやすい) |
主な違いと選び方のポイント
1. フッ素加工の範囲が拡大&清潔感向上
一番の進化点は、フッ素コートがプレート以外にも適用されたこと。本体上面とボンベカバーにまで加工され、油汚れや焼け焦げが格段に拭き取りやすくなりました。毎回の洗浄がグッと楽になり、日々の手間が大幅に軽減されます。
2. デザインがシルバーモデルへチェンジ
旧モデルのブロンズ×ブラックに対し、2はシルバー×ブラックで一新。キッチンに置いても清潔感があり、インテリアとの相性も◎。使用後の見た目まで配慮されたデザイン性は、特に女性や家事を重視する方に好まれています。
3. 価格差は意外に小さい/逆転する時も
発売直後は2の方が数百円高でしたが、ネット販売などでは逆転し、場合によっては旧モデルより安いことも。性能差は小さいため、価格も含めて「どちらがおトクか」を確認してから買うのがおすすめです。
共通機能・製品特長
- 温度210〜250℃に自動制御され、脂の煙化を抑えた構造になっています
- スリット&水皿構造により脂が落ちやすく、煙が少なめ
- 直火&カセットガスの特性で、素早く肉をジューシーに焼けます
- 安全装置(圧力検知・容器装着センサー)付きで安心
- コードレスでポータブル、屋内外を問わず使用可能
- 純正交換プレートがあり、メンテナンスしながら長く使えます
焼き上がりに違いはあるのか?
「フッ素加工が違うけど、焼き加減に差が出るの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。実際、火力やプレート構造はどちらも同じで、焼き上がりの味にはほとんど差はありません。
やきまる・やきまる2共通で、プレートには独自のスリットが入っており、余分な脂を水皿へ流し込む設計になっています。これにより、「煙の原因=脂の高温化」を防ぎつつ、プレート上では230~250℃の適温を保つ仕組みが完成しています。
焦げ目の入り方や肉のジューシーさ、脂の落ち具合は実質的に同等で、味重視で選ぶならどちらを選んでも◎です。
他社の卓上焼肉コンロとの違い
「煙が少ない焼肉コンロ」としては、以下のような競合商品もあります。
イワタニ 炙りや
- 網焼きタイプで本格的な焼き鳥や魚もOK。
- 直火接触型なので煙は多め・油は飛びやすい。
- 外での使用や炙り目的なら最適だが、室内向きではない。
ザイグル
- 赤外線加熱式で煙ゼロを実現。
- 価格は2万円〜と高価格帯。
- 設置・片付けがやや面倒、構造が複雑。
これらに対し、「やきまる/やきまる2」は価格が安く、煙が少なく、扱いやすいという3拍子がそろったバランスモデル。日常使い・家族の焼肉に最適な位置づけとなっています。
購入時の注意点と互換性
プレートの互換性
やきまるとやきまる2はプレートサイズ・設計が同じのため、プレート交換が可能です。既に旧モデルを持っていて「プレートだけ交換したい」という場合も対応可能。純正交換プレートはイワタニ公式やAmazonなどで購入できます。
模倣品・類似品に注意
Amazonやフリマサイトなどでは、「やきまる類似の模倣品」も出回っており、プレートのスリット形状や水皿の構造が異なるものが見受けられます。煙の少なさを求めるなら、正規品である「CB-SLG-1」または「CB-SLG-2」を選びましょう。
ガスボンベとの相性
どちらの機種も、イワタニの純正カセットガス(CB-250シリーズ)に対応しています。他社のカセットガスも使用可能ですが、発熱量や取り付け圧力の違いにより不具合のリスクがあるため、純正ガス推奨です。
家族構成・使用シーンに合わせた選び方
ユーザータイプ | おすすめモデル | 理由 |
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子育て家庭・共働き | やきまる2 | 掃除の手間が軽減でき、毎週でも使える |
一人暮らし | やきまる(旧型) | 最低価格帯でお試しに◎ |
キッチンに清潔感を求めたい | やきまる2 | シルバー調が明るい印象に |
レトロ好き・外観重視 | やきまる(旧型) | ブロンズカラーが個性的 |
キャンプ用途にも使いたい | どちらでも可 | 屋外使用対応で持ち運びやすい |
使用感レビュー:ユーザーの声
やきまる2を使った感想
- 「フッ素加工のおかげで油汚れが簡単に拭き取れる。使った後の後片付けもスムーズに」
- 「煙や匂いがほとんど出ないのに、焼き面はこんがり焼けて美味しい!」
- 「ネットで旧型より安い時もあるから、機能UPしてお得感アリ」
やきまる(旧型)を使った感想
- 「ブロンズカラーがキャンプ場や庭に合うレトロ感。インテリア性が高い」
- 「価格が安い時に買ったのでコスパは満足。ただし掃除が若干面倒」
どちらを選ぶべき?
選び方のポイント | 推奨モデル |
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掃除がラクで手間を減らしたい → フッ素加工重視 | やきまる2 |
清潔感ある見た目が好き → シルバーデザイン | やきまる2 |
少しでも安い方が良い → 実売価格で検討 | 価格次第(どちらも可) |
ブロンズカラーでレトロな風合い重視 → インテリア性重視 | やきまる |
デザイン性よりも手軽さと価格重視 → 最安値を狙う | やきまる |
まとめ
- やきまる2はフッ素加工の拡大・シルバーデザイン・価格競争力に優れており、お手入れのラクさや見た目重視の方に断然おすすめです。
- やきまる(旧型)はインテリア性やクラシックな雰囲気を好む方に向いており、価格面でも安く Amazonや家電店で見つけやすいメリットがあります。
いずれも「煙が少ない」「脂が落ちやすい」「ガス火で美味しく焼ける」という根幹性能は同じなので、自分にとっての“小さな差”を重視して選べば、失敗せずに満足のいく1台に出会えるはずです。