グルラボプラスとグルラボは、どちらも電子レンジ調理を中心に時短と手軽さを実現する人気アイテムです。
一方で付属プレートや対応する加熱機器、セット内容などに細かな違いがあり、使い方や仕上がりに差が出ます。
本記事では、両者の違いを分かりやすく整理し、あなたの生活に合う選び方を具体的に提案します。
グルラボプラスとグルラボの違いはどこ?
まずはグルラボプラスとグルラボの基本的な違いを大づかみに押さえましょう。
基本の特徴
グルラボは電子レンジでの蒸す、茹でる、煮るといった調理を一つの容器で完結できるのが強みで、日常の下ごしらえから主菜まで幅広く対応します。
グルラボプラスは同様の基本機能に加え、付属品の拡張や耐熱性の向上によりレシピの幅がさらに広がる点が特徴です。
とくに水分と蒸気を活かすドーム構造や空気調節の仕組みは共通し、短時間でムラの少ない加熱を狙える設計になっています。
迷ったときは「シンプルに電子レンジ中心で使うならグルラボ」「電子レンジに加えて活用場面を増やしたいならグルラボプラス」と覚えると選びやすくなります。
セットの内容
両シリーズはセット展開が複数あり、よく使う場面に直結する付属品の有無が選択の分かれ目になります。
| 項目 | グルラボ | グルラボプラス |
|---|---|---|
| 基本カプセル | スモール/ラージ構成 | スモール/ラージ構成 |
| プレート | ヘルシープレートが中心 | マルチプレートを採用 |
| スクエアディッシュ | セットにより有無あり | 採用セットが多い |
| レシピ/ガイド | 基本ガイド | 多彩レシピを想定 |
とくにプラスのマルチプレートやスクエアディッシュは落とし蓋や蒸し台としても働くため、煮物や重ね調理で差が出ます。
対応する加熱機器
両シリーズは電子レンジ調理を主目的としますが、使える機器の範囲に差があるため、キッチン家電の組み合わせを考えて選ぶのが賢明です。
- 電子レンジ:両シリーズとも基本機能の中心で、短時間調理に最適。
- オーブン併用:グルラボプラスは高耐熱設計で活用場面が広がる構成が主流。
- トースター:高温近接加熱は避けるなど、各製品の取扱説明に従うのが安全。
- 冷蔵・冷凍:下ごしらえ後の保存→加熱といった流れを両シリーズで取りやすい。
日常的にオーブンを併用するならプラス、電子レンジ一本で完結したいなら無印の選択がしっくりきます。
プレートの使い分け
グルラボのヘルシープレートは余分な脂を落としながら加熱でき、肉や魚の下ごしらえに向きます。
グルラボプラスのマルチプレートは脂落としに加え、落とし蓋や蒸し台として活躍するため、煮物や温野菜づくりで便利です。
プレートの穴形状や配置で蒸気の抜け方と水分保持のバランスが変わり、火の通りと仕上がりに違いが出ます。
脂を落として軽く仕上げたい日は無印、味しみや崩れ防止を両立したい日はプラスという使い分けが効果的です。
カラーとデザイン
グルラボはキッチンで浮かない落ち着いたカラーが中心で、保存容器的に置きっぱなしでも視覚的ノイズが少ない設計です。
グルラボプラスはシリーズ展開に合わせたカラーや透明度の違いがあり、調理中の様子を把握しやすい構成が選べるのが魅力です。
どちらも角の少ないフォルムで洗いやすく、重ね置きしやすいのは共通ですが、見た目の統一感を重視するなら同シリーズで揃えると使い勝手が上がります。
収納スペースや冷蔵庫内の高さに合わせ、ラージとスモールの比率をどう組むかも見栄えと利便性に影響します。
使い勝手の差が出るシーン
ここでは、日常の具体的なシーンごとにグルラボプラスとグルラボの得意分野を整理します。
一人暮らし
一人暮らしでは「下ごしらえ→そのまま加熱→器として食卓へ」の直行ルートが時短の要になります。
グルラボは少量調理の扱いやすさが光り、温野菜や蒸し鶏、スープなどを無理なく回せます。
グルラボプラスはスクエアディッシュの活用で、主菜と副菜の同時加熱や具材の仕切りがしやすく、洗い物を減らせるのが利点です。
冷蔵庫の棚高さとラージ/スモールの組み合わせを合わせれば、作り置きから再加熱までシームレスに運用できます。
作り置き
週末の作り置きでは、容器数と容量、積み重ねやすさが効率を左右します。
| 用途 | グルラボ | グルラボプラス |
|---|---|---|
| 副菜の小分け | スモール中心で省スペース | スモール+プレートで重ね蒸し |
| 主菜の仕込み | ラージで下味→当日加熱 | ラージ+ディッシュで同時進行 |
| 保存から再加熱 | 冷蔵→レンジで完結 | 冷蔵→レンジ/オーブン併用可 |
下味冷凍からの直加熱や、朝の弁当準備など、段取りを決めておくと平日の負担が大きく軽減します。
魚と肉
加熱ムラや匂い移りを抑えたい魚と肉は、プレート使いと並べ方で仕上がりが変わります。
- 魚:マルチプレートを落とし蓋的に使うと、身崩れを抑えつつ味しみが良好。
- 鶏むね:ヘルシープレートで脂と水分を適度に切り、パサつきを回避。
- 挽き肉:薄く広げて中心部まで均一加熱、途中で一度混ぜるとムラが減る。
- 下味:塩や酒で短時間でも浸透させると、レンジ特有の硬さを感じにくい。
匂い対策には、加熱前に生姜やハーブを添える、フタの開閉を最小限にするなどの工夫も有効です。
価格とコスパの見極め
購入時は実勢価格だけでなく、使い回しの効く付属品や日々の洗い物削減まで含めて「総合コスパ」で判断すると満足度が上がります。
実勢価格の目安
価格はセット内容と販売店に左右されるため、同名でも構成差を必ず確認しましょう。
| 観点 | グルラボ | グルラボプラス |
|---|---|---|
| 価格帯の傾向 | 比較的手に取りやすい | 付属品充実でやや高め |
| セット構成 | 基本構成が中心 | プレート・ディッシュ充実 |
| 拡張性 | 必要最小限で運用 | 用途拡張で長く使える |
セール時はプラスの上位セットが手頃になることもあり、長期目線なら付属品込みで比較検討が得策です。
ランニングコスト
電子レンジ中心の調理は光熱費が抑えやすく、鍋やフライパンより短時間で仕上がる分、総消費電力も少なくなりがちです。
食材面でも油や水を過度に使わないため、ヘルシーさと食材コストの両面でロスが減ります。
洗い物の点数が減ることで洗剤や温水使用量の節約にも寄与し、日常の小さな積み重ねが年間では意外と効いてきます。
まとめ買い→下ごしらえ→保存→再加熱の流れを確立すれば、時間価値の面でも十分なリターンが期待できます。
選び方の基準
最後は生活スタイルに直結する基準で選ぶのが近道です。
- 電子レンジ中心で簡潔に使いたい→グルラボ。
- 落とし蓋や同時調理など多用途に広げたい→グルラボプラス。
- 一人暮らしの少量中心→スモール多め構成。
- 家族分の主菜をしっかり→ラージ+ディッシュ構成。
迷ったら、普段よく作る料理と手持ち家電の組み合わせから逆算して、必要な付属品が入ったセットを選びましょう。
よくある質問
購入前後に多い疑問を、使い勝手の観点からまとめます。
電子レンジのワット数
レシピの加熱時間は600W前後を基準に記載されることが多く、500Wや700Wの場合は時間を微調整するのが基本です。
加熱ムラを防ぐには、途中で一度取り出して全体を軽く混ぜる、厚みを均一に広げるなどの工夫が効果的です。
具材の厚さや温度で仕上がりは変わるため、最初の数回は短め設定から様子を見て追加加熱するのがおすすめです。
特に卵や肉は余熱で火が通りやすいため、過加熱を避けると食感が向上します。
オーブンの温度
グルラボプラスは耐熱性を活かしてオーブン併用レシピに広げやすい一方、急激な温度変化や直火に相当する近接加熱は避けるのが安全です。
- 庫内予熱後に入れるなど、温度差を緩やかにする。
- ヒーター直下に近づけすぎない配置を心がける。
- 油分の多い食材は受け皿やシートでにじみ対策を行う。
- 使用前後は取扱説明の上限温度を必ず確認する。
オーブンを活用すると表面の香ばしさや水分バランスを調整しやすく、電子レンジだけでは出しにくい質感に近づけられます。
お手入れ
日々のメンテナンスは、におい移りと着色を抑えるポイントを押さえると快適さが長持ちします。
| ポイント | コツ |
|---|---|
| 油汚れ | ぬるま湯と中性洗剤で早めに洗浄 |
| におい | 重曹水のつけ置きや風通し乾燥 |
| 着色 | カレー等はシートやラップで対策 |
| 保管 | 完全乾燥後に重ね置きで省スペース |
研磨剤や硬いスポンジは傷の原因になるため避け、柔らかいスポンジで優しく洗うのが長持ちのコツです。
グルラボプラスとグルラボの違いを一言で整理
グルラボは電子レンジ中心でシンプルに活躍、グルラボプラスはマルチプレートやディッシュの拡張性と高耐熱で調理の幅を広げるという位置づけです。
日常の料理量、よく使う家電、欲しい付属品を軸に選べば失敗しません。
「まず時短を体験したい」ならグルラボ、「電子レンジ+αで多用途に攻めたい」ならグルラボプラスを選んで、あなたの台所時間をもっと軽く、もっと楽しくしていきましょう。
