パナソニックのまつげカーラーシリーズは、手軽に自然なカールを作れると人気の美容家電です。
その中でもEH-SE51とEH-SE70は、同じくホットビューラーのカテゴリーに属しながら、発売時期や細かな仕様の違いから「どちらを選んだらいいの?」と迷いやすい2機種です。
一見すると似たモデルですが、実際にはEH-SE70は最新モデルとして使いやすさや仕上がりに改良が加えられているのに対し、EH-SE51はシンプルで価格を抑えた定番モデルという位置づけです。
つまり「最新機能を取るか」「コスパを取るか」で選び方が分かれてくるといえます。
この記事では、EH-SE51とEH-SE70の違いをスペック比較表・注目ポイント・使い勝手・価格動向まで徹底解説し、最後には「どんな人にどちらがおすすめか」も整理します。
購入で迷っている方はぜひ参考にしてください。
EH-SE51/EH-SE70 の違いを総まとめ
EH-SE51 と EH-SE70 は、いずれも Panasonic による「まつげくるん(ホットカーラー/ホットビューラー)」シリーズのモデルです。外観や用途、コンセプトには類似点が多いものの、発売時期・機構設計・アクセント仕様などに違いがあります。
以下では両機種の共通点と違いを整理したうえで、どのような用途・好みに応じて選択すべきかを解説します。
共通点:まつげくるんのコア仕様
- 単3形乾電池 1 本(または充電式電池も使用可能)で駆動する携帯型ホットカーラー
- 温度が一定範囲まで温まる仕組み(温感熱をまつ毛に伝える方式)
- 軽量・コンパクト設計で、化粧ポーチにも収まりやすいサイズ感
- まつげを熱で「くるん」と巻きあげる機能 — 手動ビューラーと異なり、温かさを使って形づける方式
- まつげを傷めにくく、安全性を考慮した構造設計
主な違い:設計・仕様・使い勝手の観点から見る差異
| 比較軸 | EH-SE51 の傾向 | EH-SE70 の傾向 | 選択の観点 |
|---|---|---|---|
| コーム・セパレート構造 | セパレートコームを備え、まつげを扇状に広げやすい | 2WAY 構造(カーラーヘッド+コーム)を採用 | まつげの広がり感を重視するなら EH-SE51、コーム併用なら EH-SE70 |
| サイズ・軽量性 | 定番サイズで操作性を意識した設計 | 約 17g と非常に軽量 | 携帯性を重視するなら EH-SE70 |
| クリップ構造・2WAY 機能 | シンプルな温熱カーラー | クリップ+コームで仕上げる 2WAY 型 | 毛並みを整えながら仕上げたい人は EH-SE70 |
| 対応まつげ | 自まつ毛中心 | 自まつ毛に加え、つけまつげにも対応するモデルがある | つけまつげ派は EH-SE70 |
| アクセサリー | クリーニングブラシ付属モデルあり | キャップ付き、コーム部の追加仕様あり | 手入れしやすさで選ぶ |
| 価格と流通性 | 流通量が多く、比較的入手しやすい | 流通が限定的な場合あり | 欲しいカラーや仕様で選択が変わる |
EH-SE51 は「セパレートカールを重視した王道仕様」、EH-SE70 は「複合機能やつけまつげ対応を意識したバリエーション型」という位置づけに整理できます。
基本スペック比較表
| 項目 | EH-SE51 | EH-SE70 |
|---|---|---|
| モデル名称 | Panasonic EH-SE51 | Panasonic EH-SE70 |
| 本体重量 | 不明(約 20g 前後と推定) | 約 17g(電池含まず) |
| 寸法 | 長さ 約 15.4cm 程度 | 約 15.0 × 1.9 × 2.0cm |
| 電源方式 | 単3形乾電池 1 本 | 単3形乾電池 1 本 |
| 機構仕様 | ダブルヒーター構造+セパレートコーム | 2WAY 構造(ヒーター+コーム併用) |
| 対応まつげ | 自まつ毛中心 | 自まつ毛+つけまつげ対応可能 |
| セパレートコーム | 搭載 | コーム併用型(セパレート機能はモデルに依存) |
| カラー展開 | ピンク、ネイビーなど | ホワイト、ピンクなど |
| 加熱構造 | ヒーター部で温めてカール | クリップ+コームで加熱&整え |
| 流通状況 | 流通量が多く安定 | 限定流通の場合あり |
スペック比較から見えてくる注目点
- EH-SE70 は軽量で、持ち運びやすさに優れる。
- EH-SE51 はセパレート仕上げに強みがあり、自然な広がりを出したい人に向く。
- EH-SE70 はつけまつげにも対応するため、幅広い層に使いやすい。
- 流通性は EH-SE51 が安定しており、EH-SE70 は在庫や販売ルートを確認する必要がある。
チェックしたい3つのポイント
1. コーム構造と仕上がりの違い
- EH-SE51はセパレートコームを備え、まつげを1本ずつ扇状に広げながらカールを作れるのが特徴。自然でナチュラルな仕上がりを好む人に向いています。
- EH-SE70は2WAYタイプで、コームとクリップの両方を併用。毛並みを整えながらカールできるので、くっきりとした目元を演出したい人におすすめです。
2. 対応できるまつげの種類
- EH-SE51は基本的に自まつげ専用設計。普段づかいのナチュラルメイクに適しています。
- EH-SE70はつけまつげにも対応する仕様があり、自まつげとつけまつげを両方使うメイク派に有利。より幅広いスタイルに対応できるのが強みです。
3. 携帯性と軽量性
- EH-SE51は定番的なサイズ感で、操作性を重視したバランス設計。自宅メイク中心の人に安心感があります。
- EH-SE70は軽量化されており、本体は約17g前後と非常に軽いモデル。ポーチに入れて持ち運びやすく、外出先でのメイク直しや旅行にも便利です。
使い勝手の違い
操作性
- EH-SE51はシンプルなヒーター+コーム構造。操作が直感的で、誰でも迷わず使えるのが魅力です。
- EH-SE70は2WAY構造ゆえに多少の慣れが必要ですが、その分仕上がりの幅を広げられる点が強みです。
仕上がりのニュアンス
- EH-SE51はセパレート効果が強く、ふんわり広がるナチュラルなカールが得意。
- EH-SE70はカールをつけながら毛流れを整えるので、ぱっちりした印象や華やかな仕上がりを作りやすいです。
使用シーン
- EH-SE51:毎日のナチュラルメイク、会社や学校で浮かない自然なまつげ作りに。
- EH-SE70:イベントや休日のお出かけ、アイメイクを強調したい時に。
メンテナンス
- EH-SE51は付属のクリーニングブラシで簡単に手入れが可能。
- EH-SE70も基本的な手入れは同様ですが、2WAY構造のためパーツの掃除は少し丁寧に行う必要があります。
電源・充電まわりのポイント
電源方式
両モデルとも単3形乾電池1本で駆動するシンプル設計です。USB充電やリチウムイオンバッテリー内蔵タイプではなく、乾電池を交換して使う仕組みになっています。
- EH-SE51:乾電池駆動の定番仕様。アルカリ電池やニッケル水素充電池を使えるため、コストを抑えたい人は充電式電池を利用するのが賢い選択です。
- EH-SE70:同じく乾電池式ですが、本体が軽量なため、電池込みでもポーチに収まりやすいのが特徴です。
ランニングコスト
電池式のため、毎日使う人はアルカリ乾電池の消耗が気になるところです。
- 週数回程度の使用ならアルカリ電池でも十分対応可能。
- 毎日使用するなら充電式電池を用意しておくと、ランニングコストを大幅に抑えられます。
携帯性と利便性
充電ケーブルや専用アダプターを必要とせず、どこでも使える点が電池式のメリットです。旅行先や外出時の化粧直しにも便利で、特に軽量なEH-SE70は「ポーチに常備したい派」に人気です。
価格と買いどき
実勢価格の傾向
- EH-SE51:比較的スタンダードなモデルで流通量が多く、価格は2,000円台前半〜3,000円前後が目安。日常使いのホットビューラーとしては購入しやすい価格帯です。
- EH-SE70:新しめのモデルで2WAY構造を採用しているため、やや高めの3,000円台〜4,000円台で販売されることが多いです。
セール時の狙い目
家電量販店やECサイトでは、美容家電のカテゴリはセール対象になりやすい傾向があります。
- 年末年始セールや決算期:旧モデルのEH-SE51が安くなる傾向。
- 大型ECセール(Amazonプライムデーや楽天スーパーセールなど):EH-SE70も対象になり、定価より1,000円以上下がることもあります。
コストパフォーマンスの見方
- EH-SE51は「ナチュラル派」「まずはお試ししたい派」にとって、低価格で導入できるコスパの高いモデル。
- EH-SE70は「つけまつげ対応」「仕上がりの幅広さ」を重視する人にとって、多少価格が上がっても選ぶ価値があります。
買いどきの目安
- EH-SE51は常に在庫が安定しており、急いでいなければセールを狙うのがお得。
- EH-SE70は流通が限定的になるケースもあるため、「欲しいカラーがあるうちに買う」意識が重要です。
よくある質問
Q1. EH-SE51とEH-SE70の仕上がりは大きく違いますか?
A. はい。EH-SE51はセパレートコームで自然に広がるカールが特徴、EH-SE70は2WAY構造でくっきり仕上げに強みがあります。ナチュラル派か華やか派かで印象が分かれます。
Q2. どちらもつけまつげに使えますか?
A. EH-SE51は基本的に自まつげ専用、EH-SE70はつけまつげ対応をうたうモデルです。つけまつげを日常的に使う方にはEH-SE70がおすすめです。
Q3. 電池の持ちはどのくらいですか?
A. 使用頻度によって異なりますが、毎日短時間使用する程度であればアルカリ乾電池1本で数週間は持ちます。頻繁に使う方は充電式乾電池を併用するとランニングコストを抑えられます。
Q4. 初心者でも使いやすいのはどちら?
A. 操作がシンプルで直感的に使えるEH-SE51が初心者にはおすすめです。EH-SE70も難しくはありませんが、2WAY構造に慣れるまで少し時間がかかる場合があります。
Q5. 海外でも使えますか?
A. 両機種とも乾電池式のため、海外でも電池さえ入手できれば問題なく使用可能です。
どっちを選ぶ?タイプ別おすすめ
ナチュラル派 → EH-SE51
- 自然に広がるセパレートカールを求める人
- 毎日の通勤・通学メイクで目元を優しく演出したい人
- 操作のシンプルさを重視する人
華やか・ぱっちり派 → EH-SE70
- 2WAY構造でくっきりとしたカールを作りたい人
- つけまつげを日常的に使う人
- 軽量モデルをポーチに入れて持ち歩きたい人
初めてのホットビューラー購入 → EH-SE51
- 価格が手頃で入手性も良く、入門用として最適
メイクを幅広く楽しみたい人 → EH-SE70
- 自まつげとつけまつげ両方に対応でき、メイクの幅が広がる
まとめ
EH-SE51とEH-SE70はいずれもパナソニックの人気ホットビューラーで、共通する使いやすさを備えながらも、方向性が異なります。
- EH-SE51はセパレートコームでナチュラルな仕上がりに特化し、初心者や日常メイクに最適。
- EH-SE70は2WAY構造やつけまつげ対応など多機能性を備え、華やかな仕上がりを求める人におすすめ。
最終的には、
- 「自然なカールで失敗しにくいものが欲しい」なら EH-SE51
- 「ぱっちりした仕上がりや多彩なメイクに挑戦したい」なら EH-SE70
この基準で選べば、自分のライフスタイルに合った満足度の高い選択につながるでしょう。
