「急に必要になったけど、100均でドライヤーの本体も売ってるのかな?」と、安く手に入るか気になっていませんか。
結論として100均に本体はありませんが、本記事では製造できない理由と、安く手に入れる賢い選び方や優秀な関連グッズを解説します。
100均ドライヤーは本体も売ってる?売っていないのはなぜ?
現在、ダイソーやセリアなどの100均店舗でドライヤー本体は販売されていません。
「急にドライヤーが壊れて明日からどうしよう」と慌てて駆け込んでも、残念ながらお店の棚で見つけることはできません。
私も以前、出張先のホテルで備え付けのドライヤーの風が弱すぎて、すがる思いで近くの100均に走った経験があります。
しかし、どれだけ広い店内を歩き回っても、見つかるのはドライヤーを収納するホルダーや髪を乾かすタオルばかりでした。
ダイソーやセリアの大型店舗でも本体はない
結論から言うと、売り場面積が何百坪もあるような超大型店舗であってもドライヤー本体の取り扱いはありません。
日用品からちょっとした家電まで何でも揃うイメージがあるので、つい期待してしまいますよね。
店員さんに売り場を尋ねてみても、案内されるのはヘアケア小物のコーナーです。
現在販売されているのは、髪を巻くカーラーやドライヤーを壁にかけるフックといった周辺グッズのみにとどまっています。
スリーピーなど300円・500円商品にも現在は未入荷
ダイソーの姉妹ブランドであるスリーピーやスタンダードプロダクツのような、高価格帯の店舗でもドライヤーは未入荷です。
最近ではフェイススチーマーや電動ネイルケアといった美容家電の取り扱いは劇的に増えています。
それなのになぜドライヤーがないのかと不思議に思うかもしれませんが、これには後述する明確な理由が存在します。
500円や1000円といった価格設定であっても、ドライヤーという家電の性質上、商品化のハードルが極めて高いのが実情です。
トラベル用やミニサイズも取り扱いがないのが現実
風量が弱くてもいいから持ち運び用の小さなサイズが欲しいという声も多いですが、こちらも取り扱いはありません。
手のひらサイズの扇風機(ハンディファン)が夏場にあれだけ並ぶのを見ると、小さなドライヤーくらい作れそうに感じてしまいますよね。
しかし、冷たい風を送るだけの扇風機と、熱い風を大量に送り出すドライヤーでは、内部の構造が全く異なります。
サイズを小さくしたからといって簡単に製造できるものではないため、ミニサイズであっても100均には並ばないのです。
過去に販売されていたという噂の真相
昔は100均にもドライヤーがあったという噂を聞いたことがあるかもしれませんが、これは二つの勘違いが混ざったものです。
一つ目は、おもちゃコーナーにある子供用のプラスチック製ドライヤーを見間違えたというケースです。
二つ目は、ドライヤーを収納するためのワイヤーホルダーなどの「関連商品」を、本体が売っていると勘違いして情報が広まったケースです。
実際にコンセントに挿して温風が出る本物のドライヤーが、過去に日本の100均で販売された公式な記録はありません。
フリマアプリで「100均ドライヤー」を探す人が後を絶たない理由
店舗にないならフリマアプリに出品されているかもしれないと、メルカリなどで探す人が後を絶ちません。
しかし、実際に出品されているのは、100均で買ったドライヤーホルダーや、ヘアドライ用の手袋を転売しているものがほとんどです。
たまに本体が出品されていることもありますが、それはアミューズメント景品や別のお店の安いドライヤーを「100均で買った」と勘違いして出品しているケースです。
幻の商品を探して無駄な時間を過ごしてしまう前に、別の解決策に目を向けるのが賢明な判断だと言えます。
100均でドライヤー本体を製造・販売できない構造的な理由
家電メーカーの設計担当者に話を聞くと、どう頑張っても500円以内で安全なドライヤーを作るのは物理的に不可能だということが分かります。
安さの裏には必ずコストを削る理由がありますが、ドライヤーにおいてはそのコスト削減が直接命の危険に繋がってしまうからです。
モーターとヒーターの部品コストが100円〜500円枠に収まらない
ドライヤーの内部には、風を起こすDCモーターと、熱を作るニクロム線という重要な部品が入っています。
さらに、その熱で本体が溶けないように耐熱性の高い特殊なプラスチックケースで覆わなければなりません。
電源コードに使われる銅線の価格も年々高騰しており、太くて安全なコードを用意するだけでも100円の原価を軽く超えてしまいます。
材料費の時点で500円の販売価格をオーバーしてしまうため、ビジネスとして成り立たないのが最大の理由です。
1200Wの消費電力に耐える安全基準(PSEマーク)取得の壁
日本で家電を販売するためには、国の安全基準を満たしたことを証明するPSEマークの取得が義務付けられています。
ドライヤーは1200W前後という、家庭用コンセントの限界に近い巨大な電力を消費するハイパワー家電です。
100均でよく見る加湿器やスマホ充電器はUSBから電源を取る5Vの低い電圧ですが、ドライヤーはコンセントから直接100Vの電圧を受け取ります。
この高い電圧と消費電力の安全テストをクリアするには莫大な費用がかかり、低価格商品ではその開発費を回収することができません。
すぐ壊れる・発火するなどのクレームを防ぐ品質管理の限界
万が一、コストを極限まで削って安い部品でドライヤーを作った場合、最も恐ろしいのは使用中の発火や漏電です。
髪を乾かしている最中に火花が散ったり、熱で本体が溶けて火事になったりすれば、取り返しのつかない大事故に発展します。
100均の運営会社にとっても、たった数百円の商品のために会社全体の信用を失うようなリスクは絶対に冒せません。
消費者の安全を守るという最優先の使命があるからこそ、あえて危険な安物を作らないという判断をしているのです。
ドライヤーがない緊急時に!100均アイテムで爆速で髪を乾かす手順
本体は買えなくても、100均の優秀なヘアケアグッズを使えば、ドライヤーなしでも驚くほど早く髪を乾かすことができます。
特に深夜にドライヤーが壊れてしまった時や、銭湯にマイボトルを持参したけれど備え付けのドライヤーが空いていない時などに大活躍します。
手順1:100均の「ヘアドライ手袋」で水分を根元から吸い取る
まずはダイソーやセリアで大人気の「ヘアドライ手袋」を利き手にはめ、頭皮をマッサージするように水分を拭き取ります。
この手袋は吸水性の高い素材で作られており、指先の感覚を活かして髪の根元に入り込んだ水分をダイレクトに吸収できるのが特徴です。
犬がブルブルと体を振って水を飛ばすように、根元の水分さえ無くなれば毛先は自然と乾きやすくなります。
普通のタオルでは届きにくい地肌の水分を、指先を使ってしっかりと吸い取るのが一番の時短ポイントです。
手順2:吸水力の高い「マイクロファイバータオル」で包み込む
根元の水分が取れたら、次は「マイクロファイバータオル」の出番です。
マイクロファイバーは繊維の断面がギザギザになっており、毛細管現象という仕組みで綿のタオルの何倍ものスピードで水分を吸い上げます。
髪の毛全体をこのタオルでぐるぐると包み込み、ターバンのように巻いて5分から10分ほど放置してみてください。
その間にスキンケアや着替えを済ませてしまえば、タオルを外した頃には水滴が落ちないレベルまで半乾き状態になっています。
手順3:自然乾燥のダメージを防ぐ正しいタオルドライのコツ
タオルドライの際、絶対にやってはいけないのが髪の毛同士をゴシゴシと擦り合わせることです。
濡れた髪は表面のキューティクルが開いて非常にデリケートな状態になっており、摩擦を与えるとそこからタンパク質や水分が流れ出してパサパサになってしまいます。
正しい手順は、髪をタオルで挟み込み、パンパンと優しく叩くようにして水分をタオルに移動させるイメージです。
最後は目の粗いコームで髪の毛の流れを整えておくと、自然乾燥でも変な寝癖がつきにくく、翌朝のスタイリングが格段に楽になります。
100均にないならどこで買う?コスパ最強ドライヤーの選び方と代替案
お金をかけずにちゃんとしたドライヤーを手に入れたいなら、ディスカウントストアや家電量販店の格安モデルを狙うのが一番の近道です。
以下に、安く早く手に入れたい人のための購入場所と特徴をまとめました。
| 購入場所 | 価格目安 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ドン・キホーテ | 1,500円〜 | 情熱価格などのPB商品があり、深夜でも買える | デザインの選択肢が少ない場合がある |
| ニトリ | 1,500円〜 | 白を基調としたシンプルなデザインでおしゃれ | 本格的なマイナスイオン機能などは弱い |
| 家電量販店 | 2,000円〜 | テスコムやコイズミなど安心のメーカー品が狙える | 店舗の規模によって在庫状況が大きく異なる |
| リサイクルショップ | 500円〜 | 運が良ければ高級機が格安で手に入る | 内部のモーターの寿命や衛生面に不安が残る |
ご自身の状況に合わせて、一番アクセスしやすい場所を選んでみてください。
ドンキや家電量販店の「1000円台ドライヤー」とのコスパ比較
ドン・キホーテのプライベートブランドや、テスコムなどの国内メーカーの廉価版であれば、1000円台から2000円台で十分に実用的なドライヤーが買えます。
機能は温風と冷風の切り替えスイッチがあるだけのシンプルなものが多いですが、髪を乾かすという本来の目的はしっかりと果たしてくれます。
毎日使うものであり、数年は持つ家電だと考えれば、ここで1000円をケチるよりもサクッと新品を買ってしまった方が精神衛生上もはるかに良いです。
安全基準であるPSEマークも当然クリアしているので、火事の心配におびえながら使う必要もありません。
旅行・出張ならレンタルサービスやホテル備品をフル活用する
もし自宅に良いドライヤーがあって、旅行の数日間だけしのぎたいという場合は、買うのではなく借りるという選択肢もあります。
最近ではアリススタイルなどの家電レンタルアプリで、ダイソンやパナソニックの高級ドライヤーを数千円でレンタルすることができます。
また、ビジネスホテルなどの宿泊施設では、フロントに電話すれば風量の強い貸出用ドライヤーを無料で部屋まで持ってきてくれることも珍しくありません。
無駄な出費をして荷物を増やす前に、まずは滞在先の設備やレンタルサービスを賢くフル活用できないか確認してみましょう。
失敗しない!安くても風量・重量・安全性を満たす選び方の基準
安いドライヤーを買って「風が弱すぎて全然乾かない」と後悔しないために、最低限チェックすべき3つの基準をお伝えします。
1つ目は風量で、パッケージの裏に「1.2㎥/分」以上の記載があるものを選べば、ストレスを感じることなく乾かせます。
2つ目は重量で、500g以下のものを選ばないと、乾かしている途中で腕が疲れて上がらなくなってしまいます。
3つ目は安全の証であるPSEマークの有無ですが、日本の正規の量販店で新品を買う限りはまず間違いなく付いているので安心してください。
100均のドライヤー便利グッズを活かして快適なヘアケア術を始めよう
ドライヤー本体こそ100均にはありませんが、収納ホルダーや速乾アイテムなど、便利な関連グッズを組み合わせることで日々のヘアケアは劇的に快適になります。
無理に怪しい格安品を探し求めるよりも、信頼できるメーカーのシンプルなドライヤーを一つ買い、100均のアイテムでその機能を補うのが最も賢いやり方です。
例えば、100均の壁掛けホルダーで収納スペースをスッキリさせたり、マイクロファイバータオルで乾かす時間を半分に短縮したりといった工夫が可能です。
ちょっとした手間の積み重ねが未来の美髪を作りますから、ぜひ今日から自分に合ったアイテムを取り入れて、快適なドライヤータイムを過ごしてくださいね。
