第13回 人事・教育ビッグデータ分析 WGセミナー開催報告

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第13回 人事・教育ビッグデータ分析 WGセミナー開催報告
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人事・教育ビッグデータ分析WGリーダーの山田です。

2015年9月17日(火)に、金沢工業大学(K.I.T)虎ノ門キャンパスにて、
第13回 人事・教育ビッグデータ分析WGセミナーを開催しました。

今回はビッグデータ分析の最前線でビジネス、研究に取り組まれている専門家お三方にご登壇頂きました。
お三方からのご講演は、今後のHRビッグデータの発展を考える上で参加者の皆様に非常に多くの示唆を与えるものとなったのではと思います。

以下、お三方の発表に関するまとめです。

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①「データサイエンティスト育成に必要な事」
(株)パソナグループ 財務経理本部 シニアマネージャー
K.I.T虎ノ門大学院 ビジネスアーキテクト専攻 山本直一氏

まず、「企業におけるデータサイエンティスト育成の取り組み」に関して、K.I.T大学院で調査・研究をしていらっしゃる山本氏にご登壇頂き、現段階の研究成果について発表頂きました。

国内ビッグデータビジネス・ソフトウェア市場の成長に伴い、今後データサイエンティストが不足していくことが強く懸念されています。

山本氏は本件を現段階で放置してしまうと、今後10年の間に国内のデータサイエンティスト人材が枯渇し、企業同士の人材の奪い合いに発展してしまうであろうという危機感を強くお持ちです。

今後は、企業内部での育成や外部からの採用、外部サービスの代替利用をはじめ、データサイエンティストの調達・活用方法に関する現状調査・研究をさらに継続されるそうです。

また、データサイエンティストの必要要件を可視化し、スキルレベルを定義することにより、企業とデータサイエンティストのスキルマッチングの可能性を明らかにしていきたいとの展望についてもお話頂きました。

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②  「人事を科学する」
(株)レジェンドアプリケーションズ 西沢浩光氏

山本氏に続き、西沢氏よりHR アナリティクスツール「LaKeel BI」を使った人事データ分析事例をもとに、
「人事を科学する」というテーマでお話頂きました。

西沢氏は、人事部門の重要な役割として、
Strategist、Performance Manager、Goal Cascader、Talent Manager、Metrics Guruの5つを挙げ、
「人事を定量分析するとは何か」について事例をベースにしながらご説明頂きました。

個人的には、HR アナリティクスツール「LaKeel BI」を使った定量分析例として、人件費連動分析、総人件費傾向分析、労働生産性分析、年齢構成分析、人材流動性分析などについて、KPIを具体的に上げていただきながらご解説頂いた点が興味深かったです。

外部データと連動したまさにHRにおけるビッグデータ分析事例とその知見に関する講演に、会場からも多数質問が挙がり、大変な盛り上がりを見せました。

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③「ビッグデータ分析の特長からみるHR領域への適用可能性」
(株)チェンジ 高橋範光氏

最後に、大手町で開催されていた「Big Data Conference」にご登壇後、すぐに虎ノ門の会場に駆けつけてくださった高橋氏より、「ビッグデータとはそもそもどのようなものか」に関する明快なご説明と共に、ビッグデータのHR領域への適用可能性について見解をお話頂きました。

高橋氏は、ビッグデータの特徴として、3V(Volume/Variety/Velocity)が一般的に取り上げられることが多いが、Value(価値)までつなげることが最も重要であるとお話されました。
特に、社内データだけでなく、社員の行動データを収集・活用することで、人事・経営戦略における可能性が広がるとの見解に、参加者から鋭い質問が多数あがり、時間を超えるディスカッションとなりました。

以上

最後に懇親会の風景です。慶應義塾大学院 経営管理研究科 特任教授 岩本隆先生のご挨拶

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