10/15 第1回 生産性可視化WGセミナー、各発表者のまとめ

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shasi01

10/15 第1回 生産性可視化WGセミナー、各発表者のまとめを記さして頂きます。

◆内山氏

これまでディアグローで手掛けてきた、 大企業のHR領域における分析コンサルティング事例を複数ご紹介頂きました。「研究効果の測定」・「従業員満足度調査」・「ハイパフォーマーモデルの構築」など、いくつかのケースに分けて定量化方法と分析結果、結果に基づく解決策の検討について発表頂きました。

特に印象的だったのが、同社の「従業員満足度」の分析コンサルティングについてでした。

「従業員満足度」と聞くと、単に各要素の「不満率」をアンケートで収集し、「不満率が高い要素を優先して改善しよう」という結論に陥りがちですが、各要素が経営パフォーマンスにどの程度寄与しているかを数値化した「影響度」と「不満率」を掛け合わせることによって、改善すべき要素の優先度の判定基準が変わってきたという点が極めて興味深く、まさにHR領域における可視化の効果だと感じました。

ディアグロー社に関しては以下をご参照ください。
http://www.deargrow.co.jp/

◆野本氏
ヤマガタインテックは、もとは家電などを始めとする取扱説明書の印刷メーカーでしたが、現在はそのノウハウを活かした、オンラインドキュメントの編集システム「ODES(Online Document Editional System)」を通じて、企業の業務効率化や教育コストの削減に取り組まれています。今回は、ODESの特徴や活用事例を中心に発表して頂きました。

現在は、特に製造業などでの導入が進んでおり、HTML知識が不要、多言語展開が容易、即座の更新・配信が可能といった点が、業務プロセスの変更が頻繁にある業種、マニュアル教育が重要な業種における生産性向上に役立っています。特に、世界中に拠点を持つグローバル企業の生産パフォーマンス向上には大いに役立つシステムだと感じました。

ヤマガタインテック社に関しては以下をご参照ください。
http://www.yamagata-intech.jp/

◆西尾氏
ジェムコ日本経営は「新しいモノづくり」「新しいコトづくり」「新しいヒトづくり」の3本柱を掲げ、製造・流通業を中心に数多くの実績をお持ちの独立系の総合経営コンサルティング会社です。今回は、同社でクライアントに実施している「働き方改革」の取り組みについてご紹介頂きました。

同社では、「働き方改革」を「3つのD」というコンセプトで考えていらっしゃいます。これまで人材育成というと、多くの企業で現場開発(技能・技術伝承など)に重きがおかれていましたが、それだけでは経営の生産性向上に限界が生じることから、現在は組織開発(企業文化との整合性、人材の見える化など)と人材開発(働き方の多様化など)にも力を入れることで、3つの面から生産性向上を図ろうというアプローチを進めていらっしゃいます。

「働き方改革」を人材育成プロセスに落とし込んだ形でクライアントに導入する際、「夢の共有」から始まるという点が興味深く、経営の生産性向上の際には、企業理念の浸透や実務との整合性が極めて重要だという点を改めて認識しました。

ジェムコ日本経営社に関しては、以下を参照ください。
http://www.jemco.co.jp/

◆舘野氏
元富士ゼロックス社の研究員で、現在は合同会社見える化研究所を経営されている舘野氏から、富士ゼロックス社在籍時に手掛けていたテキストマイニングツール「text magic」をベースに、テキストマイニングによる経営の可視化についてご紹介頂きました

ご講演の中では、ある化粧品会社のCRMデータをベースとして、商品に対する顧客満足の可視化を図った事例をもとに、テキストマイニングのHR領域への適応可能性を示して頂きました。また、「text magic」によりアナリストの分析作業が効率化する点など、ツールの優位性についてもご紹介頂きました。

また、テキスト分析には、アナリストの主観性が強く入り込む事など、テキスト分析の際に注意すべき点を「言葉の意味づけ論」からご説明頂き、大変興味深い発表となりました。

生産性の可視化が、定量データからだけでなく定性データからも実現できる点、定性データを収集し分析することで、「定性データの定量化」を図ることも可能である点、以上2点は今後のWGの活動に大きく影響を与える示唆でした。

舘野氏に関しては、以下をご参照ください。
http://mathcoacher.com/detective/vol_17.html